敷島製パンの商品「超熟」に小動物(クマネズミ)が混入し、
自主回収となっている件で、
なぜネズミが混入してしまったのか、
その経緯が気になります。
工場ということでどこからネズミが侵入したのか、
管理体制に問題はなかったのか。
ネズミの特徴を含めてご紹介します!
超熟に小動物はどのように入っていた?
敷島製パンによりますと、
パスコ東京多摩工場で生産した「超熟山型5枚スライス」に
小型のクマネズミの一部が混入していたようです。
今のとこ2人の購入者から連絡があったようで、
5センチほどの大きさだったとのことでもしかしたら
1匹がバラバラになって混入しているのかもしれません。
連絡のあった2つの商品はいずれも群馬県内で販売されたもので、それぞれに小型のネズミの一部が混入していました。いずれも5センチ程度の大きさだったということです。
引用:CBC
5センチというと、
小指くらいの大きさですから結構な大きさですよね。
小動物(クマネズミ)はどこから侵入した?
小動物(クマネズミ)がどこから侵入したのかは不明ですが、
おそらく工場の製造過程で、
工場内に入り込んだネズミが混ざってしまったのではないでしょうか。
死骸などがあって混ざったというよりは、
生きたネズミが紛れ込んだのではないかと思います。
工場の管理体制がどうだったのかというのも気になりますが、
害獣・害虫を100%防ぐというのはなかなか難しいのではないでしょうか。
【経緯】超熟に小動物が混入した原因は?
クマネズミの特徴
今回、混入していたクマネズミは、
成獣だと体長約18~24㎝です。
元々ネズミは子供をたくさん産むことで知られていますが、
クマネズミは繁殖能力が高く、生後90日で繁殖を始めて
- 1頭:約6頭の子ネズミ
- 年間に約5~6回繰り返す
そうです。
ネズミは、様々な病原菌を持っていて感染症を引き起こす危険性があります。
ネズミはサルモネラ症、レプトスピラ症(ワイル病)、ツツガムシ病、鼠咬症(そこうしょう)など、食中毒をはじめとする感染症を媒介します。
引用:日本防疫
クマネズミは侵入のプロフェッショナル
クマネズミは運動能力が高く、
あらゆる場所から侵入できるそうです。
パイプや電気コードを伝っての垂直方向の移動もでき、
建物の天井やビルの上層階にも侵入できるんだとか。
天井裏や壁の空洞部分に住み着き、
エサを求めて壁の穴やすき間などを通じて
厨房や食材庫、店頭などに出てくるそうです。
さらに歯も強力で、
石膏などでできた柔らかい壁は食い破って穴を開けることができる
引用:日本防疫
ということで
まさにどこからでも入りこんでしまうようです。
今回も、工場内に入り込むのは容易だったのではないでしょうか。
侵入口を特定するのは難しい
クマネズミは、
屋根裏や壁の内部から侵入してくるため、
屋外や排水から侵入するドブネズミと比べて
侵入口を特定するのは難しく専門家に頼る必要があるようです。
日本防疫では、専門の技術者が暗視カメラによる調査(夜間のクマネズミの行動を調査)やファイバースコープによる調査(狭い箇所の調査)を実施しております。
引用:日本防疫
侵入口を特定して、
穴やすき間を封鎖する必要があるようです。
広い工場内で侵入経路を特定するのは難しいでしょうが、
食の安全のためにもしっかり対策をとっていってほしいですね!
▼敷島製パン超熟に混入した小動物の写真がやばい!
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