映画「名探偵コナン100万ドルの五稜星」の
ラストシーンでお宝の場所に「寝た子を起こすな」
というメッセージカードが置かれていましたが、
これはどういう意味だったのでしょうか。
怪盗キッドの父親・黒羽盗一が置いていったもののなのですが、
そこに秘められた意味を考察します！
これに関連して、
星稜刀と町田正徳の日記を盗んだ理由も調査しました！
※なお、本編のネタバレを含みますのでご了承の上お読みください！
この記事でわかること
・100万ドルの五稜星「寝た子を起こすな」の意味
・怪盗キッドが刀を集めていた理由
・黒羽盗一が星稜刀と町田正徳の日記を盗んだ理由
・コナンと怪盗キッドの血縁関係
コナン映画「寝た子を起こすな」のカードとは？
映画の終盤、コナンや平次たちが
お宝のありかに辿り着いたのですが、そこには、
「Wake not a sleeping lion（寝た子を起こすな）」
と書かれたカードが置かれていました。
これは、一体どういう意味だったのでしょうか。
本来の意味では、
眠っているライオンを起こすな🟰わざわざ事を荒立てるな、ものごとはそのままにしておくほうが無難だ
という意味になります。
このカードは、キッドの父親の黒羽盗一がキッドへのメッセージで残したと考えられますが、
そこにはどのような意味が込められていたのか３つの解釈を考察します。
コナン映画「寝た子を起こすな」の３つの意味
①価値のないもののために争うな
最も有力なのは、言葉の意味の通りで、
この宝を見つけたところで誰も得をしないし、価値のないものだから
そんなものを盗む意味はないので、
寝た子を起こすなというメッセージを送ったと考えられます。
当初、お宝は、
戦時中、戦況を一変させるほどの何かということで
脅威的な武器だと予想されていました。
しかし、実際には、戦時中に使おうとしていた暗号機と暗号解読機だったのです。
爆弾や兵器のようなものを想像しましたが、
暗号機ということで現在では全く役に立たないものでした。
怪盗キッドも「携帯の方が便利」と言っているように
今はこんなものよりもっと発達した便利なものがあるので
お宝の価値はないに等しいでしょう。
しかし、そんなお宝とは知らずにみんながそれをこぞって求めて
死人が出るような争いになっていたのです。
初代の斧江圭三郎が残したこの宝を、
二代目の斧江忠之は何も知らずに守り続け、
「父親が残した恐るべき遺産を始末せよ」
と伝え、その意思を注ぐもの(福城聖)がセスナで破壊しようとするなど壮大なことになっていました。
そこまでして守ろうとしたものが
今の時代では価値のないものだったということで、
こんな無意味な争いをさせないために、黒羽盗一は、
「寝た子を起こすな」というメッセージを残したのでしょう。
しかし、宝に辿り着いた後にそんなことを言われても・・・という気もしますね。
②身を潜めた自分を探すな
また、ネットでは、黒羽盗一から
身を隠している自分を探すな
という快斗へのメッセージではないかとも言われています。
快斗は、父親・黒羽盗一が亡くなっていると思っているのですが、
父親を殺害した犯人の手がかりを探していたのかもしれません。
そのため、初代怪盗キッドの幻影を追うのではなく、
今の2代目としての自分を生きろという父親の想いとも受け取れます。
怪盗キッドは、父親が盗まなかったお宝の正体や理由が知りたくて
今回ビッグジュエルではない刀を盗んで真実に辿り着いたわけですが、
最後に、
「見つけたよ。見つけたけど、取らなかったんだよな、親父。」
と言っていることからやはり、
父親の考えていること、行動の理由など知りたかったようです。
その答えを見つけて嬉しそうにもしています。
いないと思っている父親の存在を
どこか追いかけてしまっているのかもしれませんね。
ちなみに、なくなったと思っている父親ですが、
最後のシーンで、工藤優作とメールのやり取りをしていることや
ずっと刑事に変装してキッドたちの動向を見守っていたことから
今の時間軸の中で生きていることも明らかになりましたね！
それに気づいていないキッドがもどかしいですね。
③コナンのこと？
もう一つの意味として、
コナンとキッドの関係があるのかもしれません。
これは制作陣の演出という意味なのですが、
「Wake not a sleeping lion（寝た子を起こすな）」
という表現やお宝が暗号機と暗号解読機だったこと。
- 眠る
- 子供
- 暗号
- 解読
これらのことはコナンを連想させるのではないでしょうか。
眠りの小五郎ということで、
コナンと眠るは深い関係がありますね。
そして、怪盗であるキッドにとって
暗号などを解読する探偵のコナンという存在は脅威です。
だから脅威の子供を目覚めさせるなというふうにも感じますね。
ただ、メッセージを残した黒羽盗一は、
8年前に亡くなっている設定で、
このメッセージを残したのがいつのことなのかわかりませんが、
ここ数年の話になってきます。
コナンの存在を父親が知っているとも思えませんので、
これは完全に演出上の解釈にはなります。
黒羽盗一が星稜刀と町田正徳の日記を盗んだ理由は？
今回、宝のありかを示す手がかりとなる
星稜刀と町田正徳の日記の本物は最後までコナンたちは見つけることができませんでした。
星稜刀と町田正徳の日記を盗んだのは、
キッドの父親・黒羽盗一だったのです。
盗んだ理由は、残されたメッセージカードからもわかるように
無意味なお宝を見つけさせないためです。
現在では価値のないものなので、
盗んでも意味がないから探さないように、
星稜刀や日記を盗み隠したのでしょう。
星稜刀は、
お宝のありかを示す「高度」の手がかりでした。
これについては、
物語最後でコナンの実家に刀があることが明かされていました。
そして、実は
黒羽盗一は、工藤優作の双子の兄ということで、
マカデミー賞受賞のお祝いとして贈っていたようです。
数年前に箱の中身が盗まれたとみこが語っっていたのですが、
アカデミー賞を受賞したのはここ1年くらいの話なので
最近になってこの刀を見つからない誰かに託そうと
工藤優作に贈ったのでしょうね。
兄が初代怪盗キッドであることを知っているであろう
優作なら、盗品である刀を世に出すことはないと信頼したのでしょうね。
これはコナンたちも最後まで知ることができなかった真実なので
映画を見た人としては優越感に浸れるポイントですよね。
怪盗キッドが刀を集めていた理由は？
今回、怪盗キッドはビッグジュエルでも何でもない
刀を盗んでいました。
コナンたちはなぜなのか目的を問いますが、
キッドは、
ある男が盗もうとしたが盗まなかったお宝が何だったのかを知りたい好奇心
だと答えています。
父親が、なぜそのお宝を盗まなかったのか
理由が知りたいと思っていたのですね。
亡くなったと思っている父親の幻影を追う子供の面影を感じますね。
【ネタバレ】コナンと怪盗キッドの関係は？
物語終盤で明らかになったのが、
黒羽盗一は、工藤優作の双子の兄
という関係性。
平次もキッドの顔や声が工藤新一に瓜二つだったことから
兄弟がいるんじゃないかと疑っていましたが、兄弟なのは
父親同士で、コナンとキッドはいわば
従兄弟という関係であることが判明しました！
双子の兄弟の子供同士ということで
似ているようですね。
これまで明かされなかった二人の関係性や疑問が映画の中で明らかになり、
ファンとしては驚きでしたよね。
今後、アニメの中でも二人の絡みがさらに楽しみになりましたね！
▼コナン映画「100万ドルの五稜星」は原作ファンを楽しませる仕掛けがたくさん！
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