5大会連続でパラリンピックに出場している水泳選手の鈴木孝幸さん。
鈴木孝幸さんは両親が失踪し、保育園の園長が里親になり育てられたという
壮絶な生い立ちがだったそうです。
また、水泳を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
水泳で素晴らしい功績を残しているので鈴木孝幸さんの
経歴や学歴についてまとめてみました。
鈴木孝幸のwikiプロフィール
- 名前:鈴木 孝幸(すずき たかゆき)
- 生年月日:1987年1月23日
- 年齢:37歳(2024年現在)
- 出身:静岡県浜松市北区
- 競技:パラ水泳(自由形・平泳ぎ・個人メドレー)
- 所属:株式会社ゴールドウイン
- 好きなアーティスト:櫻坂46
鈴木孝幸の生い立ち!両親が失踪
鈴木孝幸さんは、静岡県浜松市の
聖隷三方原病院で誕生しました。
鈴木孝幸さんは生まれつき四肢欠損でした。
四肢欠損だったためか、
両親は鈴木孝幸さんを置き去りにして
失踪してしまいます。
鈴木孝幸の学歴は?
保育園
鈴木孝幸さんの出身保育園は、
聖隷こども園わかば
です。
こども園では鈴木孝幸さんを
特別扱いすることなく、
他の子供の達と一緒に過ごしたようです。
鈴木孝幸さんは運動することが好きで、
四つん這いになりながら
なわとびをよくしていたそうです。
鈴木孝幸さんは、
やりたかったことはなんでもチェレンジした
と明かしています。
小学校
鈴木孝幸さんの出身小学校は、
浜松市三方原小学校
です。
鈴木孝幸さんは、6歳から
障害者水泳教室「ぺんぎん村」
で水泳を始めました。
学校では手に靴をはめ、運動会も参加していました。
休み時間などは、友達と鬼ごっこをして
校庭を走り回ったり、車いすから飛び降りたり、
友達と一緒に階段を上り下りもしていたそうです。
鈴木孝幸さんは、将来の夢を聞かれた時は、
サッカー選手になりたい
と答えるほど運動が好きだったんだとか。
また、学校側も、鈴木孝幸さんのために
トイレや施設を改装することもなかったそうです。
中学校
鈴木孝幸さんの出身中学校は、
明らかになっていません。
しかし、高校が中高一貫校だったので
聖隷クリストファー中学校
ではないかと思います。
中学生になると、水泳を辞めてしまったようです。
理由は、障害のあるホルン奏者の姿に心を打たれ、
中学時代は吹奏楽部に熱中していたからです。
ホルンは今でも自宅にあるようで、
帰省した際に気分転換として演奏するみたいです。
高校
鈴木孝幸さんの出身高校は、
聖隷クリストファー高等学校
です。
中学時代は、水泳から離れていましたが、
高校では水泳を再び始めています。
鈴木孝幸さんは、
競泳で一番になりたい
と思ったそうです。
水泳教室代表の伊藤裕子さんとともに
研究と練習を重ねていました。
伊藤裕子さんは、
身体の使い方などを提案すれば、
何でもやろうとする好奇心旺盛な性格だった
と明かしていました。
大学
鈴木孝幸さんの出身大学は、
早稲田大学教育学部
です。
大学には自己推薦制度で進学しています。
鈴木孝幸さんは大学進学と同時に
上京し、一人暮らしを始めました。
自炊はもちろん、
自動車教習所に通い運転免許も取得し、
また、母校で教育実習を行って
教員免許も取得したそうです。
大学時代も競泳の練習にも明け暮れていたようです。
そして、大学卒業後は、
株式会社ゴールドウイン
に就職をしました。
そして、ゴールドウインの海外研修制度を利用して
2013年からイギリスのノーサンブリア大学
で勉学と競泳に励んでいます。
鈴木孝幸の経歴は?水泳は始めたきっかけは祖母?
経歴
・2004年:アテネパラリンピック 銀メダル
・2008年:北京パラリンピック 平泳ぎ 金メダル、個人メドレー 銅メダル
・2012年:ロンドンパラリンピック 平泳ぎ 銅メダル、個人メドレー 銅メダル
・2019年:世界パラ水泳選手権大会 自由形 2位、個人メドレー 3位(日本新記録)、200m 自由形 2位(アジア新記録)、 ジャパンパラ水泳競技大会 自由形1位、自由形 1位
・2021年:東京パラリンピック 平泳ぎ 銅メダル、自由形 金メダル、個人メドレー 銅メダル
2021年9月には、日本人としては初めてとなる
IPC選手委員に選出されました。
また同年では、紫綬褒章受章をしました。
鈴木孝幸さんの功績をたたえ、
聖隷三方原病院前に
記念のゴールドポスト
が設置されました。
水泳を始めたきっかけは?
鈴木孝幸さんは、
鈴木孝幸さんの祖母の名前は
小松洋さん
です。
しかし、小松洋さんと鈴木孝幸さんは
血の繋がった祖母ではないのです。
鈴木孝幸さんの両親が失踪したことで
小松洋さんが祖母となり里親になりました。
ちなみに小松洋さんは、聖隷こども園わかばの
元園長先生
でした。
小松洋さんは、鈴木孝幸さんを育てるために
園長先生を辞めたそうです。
鈴木孝幸さんの身の回りの世話から、
食事、学校の送迎をしていたそうです。
鈴木孝幸さんに合わせて服の調整もしていたんだとか。
また、小松洋さんの教育法は、
「自立」
でした。
自立できるように普通の子並みに育てました。
今の鈴木孝幸さんがいるのは、本人の努力もありますが、
サポートをしていた小松洋さんの力が
大きかったのだと思います。
追記:鈴木孝幸がパリパラリンピックで金メダル第一号
パリ・パラリンピック競泳男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)で、
鈴木孝幸さんが
48秒04
と16年ぶりに自己ベストを更新し、金メダルとなりました。
この種目での金メダルも2008年北京大会以来16年ぶりで、
今大会の日本勢でのメダル第1号の快挙です!
おめでとうございます!
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