名古屋市緑区の滝ノ水中学校で、
部活動中に頭を怪我した男子生徒が体調不良を訴えたのに、
顧問が救急車を呼んでいなかったことが問題になっています。
男子生徒はその後保護者によって病院に連れていかれ、
急性硬膜外血腫の緊急手術を行い12日間入院しています。
119番通報しなかった部活の顧問の教師は誰なのでしょうか。
また何の部活だったのかも調査しました。
滝ノ水中学校の顧問の不適切行為とは?
問題となっているのは、
中学校の部活での出来事です。
- 5月25日:緑区の滝ノ水中学校が他校で部活の練習試合をしていた
- 2年の男子生徒に相手校の生徒の膝があたり目の上が大きく腫れる→体調不良を訴える
- 顧問の20代の男性教師は管理職や保護者の連絡網を持っておらず、約2時間救急搬送の要請をしなかった。
- 保護者が近くの病院に連れて行く
- 救命救急センターへ救急搬送され、急性硬膜外血腫の緊急手術を行う
- 12日間の入院
教育委員会は、
教師の対応が不適切だったとして
今後、生徒が負傷した際の緊急対応を徹底していくと説明しています。
滝ノ水中学校の顧問は誰?
名前や顔画像
生徒が頭部負傷したにも関わらず、
救急要請しなかった顧問教師の名前や顔画像は公表されていません。
- 滝ノ水中の運動部の顧問
- 20代の男性
ということしか発表されていません。
顧問の処分は?
名古屋市教育委員会は、
今後の生徒が負傷した際の緊急対応を徹底していくということのみで
顧問に対する処分は検討していないようです。
ネットでは、さまざまな意見が上がっています。
中学のクラブのあり方をもう少し検討したほうが良いかと思う。経験値もなくて部活の顧問になってしまったら、相当なストレスになると思う。
この教員は何を考えているのか安心して子供を預けられない
真夏でも基準が定められているのに炎天下で部活させる。自分は昭和時代だが昔は炎天下でもやっていたし給水もだめだった今は時代が違うし毎年、同じ事故が絶えない。
スポーツは万が一のために緊急連絡先、保護者の連絡先を持参するように再徹底してもらいたい。教訓を活かしてマニュアルを作るとかしてほしい
滝ノ水中学校の顧問が担当していた部活は?
滝ノ水中学校の運動部
事故があった部活動は運動部ということのみしか
発表されていません。
滝ノ水中学校のスポーツ系の部活一覧はこちら。
- 野球部
- サッカー部
- ラグビー部
- バレーボール部
- バスケットボール部
- 卓球部
- 水泳部
- ハンドボール部
この中で試合中に相手選手の膝が前頭部に当たりそうな競技は、
- サッカー
- ラグビー
- バスケットボール
- ハンドボール
くらいではないでしょうか。
ハンドボール部男子は全国大会に何度も出場している強豪校です。
そのため指導者もしっかりしていそうですよね。
なぜ救急車を呼ばなかった?スパルタ指導?
市教委によると、救急車を呼ばなかった理由は、
- その場面を見ていなかった
- 別の生徒が休憩中に報告して初めて気付いた
- 意識に問題がなかった
からと話しているそうです。
ほかの生徒のケガの対応で、ぶつかった場面を把握しておらず救急車を呼ばなかった
引用:中日新聞
そのため、怪我の重さを知ってて
それでも続行させたとかスパルタ指導をしていたとか
そういうわけではないようです。
しかし、名古屋市は、頭などを強く打った場合はためらうことなく救急車を呼ぶように定めています。
そのため、今回の顧問の対応は不適切だったと言わざるを得ないでしょう。
男子生徒は今は問題なく登校できているようで
大事に至らなくて本当によかったです。
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