山口尚秀さんは、パラ競泳の日本代表選手です。
187センチの高身長で成績を残している
山口尚秀さんの生い立ちや家族構成を
調べてみました。
また、次々更新している世界記録や
経歴についてもあわせてご紹介します。
山口尚秀のwikiプロフィール
プロフィール
- 名前 山口尚秀(やまぐち なおひで)
- 生年月日 2000年10月28日
- 年齢 23歳(2024年8月現在)
- 出身地 愛媛県今治市
- 身長 187センチ
- 足の大きさ 30センチ
- 所属 四国ガス
生い立ち
山口尚秀さんは水が好きな子供だったようです。
山口尚秀さんが1歳の頃から祖父母が
そんなに水が好きなら
と健康施設で温水プールの歩行浴に連れて行って
くれたそうです。
そこで自然に泳ぎを覚えていたとも明かされています。
そして、山口尚秀さんは、
保育園に通っている3歳の頃、
知的障害を伴う自閉症と診断されました。
小学4年生の時、開講した障がい児を受け入れる
水泳教室に通い始めます。
山口尚秀さんが
パラの世界に入ったのは高校1年生の時
でした。
高校卒業後、1度は市役所に就職した山口尚秀さんですが、
四国ガスに転職しています。
転職理由は、水泳の練習時間が確保できる
からだそうです。
山口尚秀の家族構成は?両親はどんな人?
家族構成
山口尚秀さんの家族構成は
- 父親 山口峰松さん(58歳)
- 母親 山口由美さん(55歳)
- 姉 山口智子さん(27歳)
- 山口尚秀さん
(年齢は2024年8月現在です。)
の4人家族です。
祖父・美佐雄さん、祖母・公さんについては
年齢などはわかりませんでした。
励まし見守る父親
山口尚秀さんの父親山口峰松さんについての詳細は
一般人ですので明らかにされていません。
山口峰松さんは、
他人との協調性を持つことが難しかった山口尚秀さんが、
力加減が分からず、他の子にケガをさせてはいけない
と考え、子供がいなくなった夕方の公園で遊ばせたり
車で市外まで連れて行ったりしていたそうです。
知的障害を持つ自閉症と診断された山口尚秀さんについては
今も向き合い方を模索している
と明かしています。
山口尚秀さんが自分の事を理解されず苦しんだこと、
高校では人間関係に悩んでいたことを
山口峰松さんは心配していると語りました。
よいところを見つけて伸ばす
が教育方針だという山口峰松さん。
そんな山口峰松さんの口癖は
大丈夫やけん
だといいます。
感情の制御が難しい子。自然体で見守るしかないと思っている
と語り、息子山口尚秀さんをいつも見守っています。
心配し気遣う母親
山口尚秀さんの母親、山口由美さんについては
一般人ですので詳細は分かっていません。
3800グラムで生まれたという山口尚秀さん、
山口由美さんは妊娠時・出産と苦労されたと思います。
山口尚秀さんが3歳で自閉症の診断をされたときには
祖父母が
尚くんは絶対いい子やから
と山口由美さんを励ましてくれたそうです。
その一方で
自分の家系には障害者はいない
支援学級や支援学校に行くことに反対
とも言われて大変だったといいます。
祖父母もどうしたら良いのか悩んだのでしょうね。
そうして山口由美さんも悩んでいるときに
心の支えにしたのがSMAPの代表曲
だったとのことです。
いつも聞きながら泣いていました。“この子、どうなるんだろう?”と思った時に励まされて
引用元:スポニチ
本当はのんびり屋さんなのに、いろんなことに追い立てられて…
1番になるのが凄いんじゃなくて、あの子にしかない個性や優しさを忘れないように
と山口由美さんは、今でも山口尚秀さんの心配で
胸が一杯のようです。
また、山口尚秀さんの名前の由来は
- 当時女子マラソンの高橋尚子さんの「尚」
- 当時プロ野球選手松井秀喜さんの「秀」
から来ていて、
今考えると恐縮してしまう
と山口由美さんは明かしていたという話もあります。
山口尚秀の経歴まとめ!世界記録はいつ?
山口尚秀の経歴
山口尚秀さんの主な戦績です。
- 2019年ワールドシリーズメルボルン男子100m平泳ぎSB14銀メダル
- 2019年ワールドシリーズシンガポール男子100m平泳ぎSB14銅メダル
世界選手権ロンドン男子100m平泳ぎSB14金メダル - 2021年東京パラリンピック男子100m平泳ぎSB14金メダル
- 2022年世界選手権マデイラ男子100m平泳ぎSB14金メダル
世界記録はいつ?
山口尚秀さんは、
男子100メートル平泳ぎSB14で
2019年9月にはじめて世界記録(タイム1分04秒95)を
世界選手権で出し、
- 2021年5月記録更新 (タイム1分4秒00)
- 2021年8月記録更新 (タイム1分3秒77)
- 2023年3月記録更新 (タイム1分02秒75)
と世界記録を更新し続けています。
また、男子200メートル平泳ぎSB14で
2022年7月に世界記録(タイム2分20秒56)を
知的障害者水泳の日本選手権で出しました。
世界記録は挫折があったから
すばらしい成績を残している山口尚秀さんですが
高校1年生の時、日本知的障害者選手権水泳競技大会で
200m自由形にエントリーしたものの、
最下位に終わった過去があります。
その時には山口尚秀さんは
途中で泳ぐのを辞めてしまい、泣いて手が付けられないほどだった
と山口由美さんが明かしています。
その時の挫折が、息子にとっては本当に大きかったのだと思います
とも、語っていました。
挫折を乗り越えたことが
世界記録に繋がっているのかもしれませんね。
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